Magic Academy ~禁書に愛された少女~

結局、自分がなぜ呼ばれたのか、よくわからなかった。

あの後、また学園長室に戻り、お茶をして。
それだけだった。

訳がわからず、間の抜けた顔をしていたようで、時々、学園長にくすっと笑われた。

「それじゃ、失礼します」

気づけばけっこうな時間滞在していたようで、もう帰ります、とそらは席を立った。

「あぁ、そうだわ」

学園長が思い出したように口を開く。

「何かわかれば教えてちょうだい?私も実は気になってるのよ」

言われてそらは首を傾げた。

「何をですか?」

言われて学園長は苦笑いを浮かべる。

「七不思議」

あぁ、とそらは頷いた。

「わかりました」

そう答えると、学園長は柔らかく微笑んだ。

「また、お茶しましょう」

言われてそらは戸惑いながらも頷く。

「…じゃ、失礼します」

そらが外に出ると、扉がパタンと閉じられた。


案外、悪い人じゃないのかも。


ふむ、と少し頭の中を整理しながら、学園長室を後にした。