Magic Academy ~禁書に愛された少女~

「もしかして…ルンと、フギン?」

そらが聞くと、2人もこくんと頷いた。

「か…かっわいい!」

アッシュが目をきらきらと輝かせながら2人を交互に見る。

「ねね、私のパールにも、同じようにできるかな?」

アッシュがフギンに聞くと、もちろん、と得意げに頷いた。

「そら、かまわない?」

フギンに聞かれて、うん、そらが頷くと、フギンはまた呪文を詠唱し、光を放った。


そっと目を開けてみる。
と、そこには。


がっくりとうなだれたアッシュの姿があった。

「…まさか……」

フギンもルンも愛らしい少女だった。
アッシュもそれを期待していたようだった。

だが。

「パール?」

少し恰幅の良い、でも、どこか憎めないような愛らしい顔をした男の子は、にっこりと頷いた。

引きつった笑いを浮かべるそらに、アッシュは首を横にふった。

「だめ。この子は元のままでいいわ」

そう言うアッシュをみて、そらはフギンを見た。フギンは少し笑いをこらえながら、わかった、といって、トランスクロスを解除した。