a☆u★c〜全部請け負う部活動!!〜



象やキリン、縞馬や駝鳥…沢山の動物を見て回った。

因みに、最近生まれた双子のパンダを見た明衣・本郷・五月女・華の四人は、デレデレと「かんわい〜Vv」等と呟きながら、柵にしがみついていた。

フワフワの白と黒の毛の塊が転がると、「きゃーVv」と悲鳴のような歓声があがった。


「今コロコロって!転がったよぉ〜!かんわいぃ〜」

と明衣。


「やーん!ぬいぐるみみたい〜!抱き締めたい!」

と本郷。


「可愛すぎる!でもどっちがどっちか見分け付かない!あぁ、先輩、俺を抱き締めてくださ〜い」

と五月女。


「いくら出せば買えるのかしら?持って帰りたいわ」

と華。


中には凄く無茶なことを言いだすお嬢様も居て、楡は無表情ながらも次元の違いに溜息を吐いた。

それでも、皆の楽しそうな顔を見ると、自然に口元が緩む。


「ねぇ、麗。一頭くらい構わないわよね?」

「…流石にダメじゃない?」


こちらに振り向いてパンダを指差し、どうやら買いたいらしい華に、麗は苦笑しながら答えた。


動物によってあそこまでキャラが崩壊するものなのかと、楡は感心していた。←なんかズレてる