数分、放心状態で玲子が座っていると部屋のドアが開いた 玲子の体がビクッと震える そこに現れたのは香織だった 玲子の姿を見て香織が口を開く 『うわ〜派手にやったね〜あのオヤジ達!』 その表情は同情と言うより笑っているように見えた 香織は玲子の手錠を外し部屋を掃除し始めた 特に悪びれた様子もない むしろ香織は玲子を蔑むような目で見ていた 『早く帰ってくれる…邪魔なんだよね。』 玲子は無言でフラフラとおぼつかない足取りで部屋を出て行った ………