昨日の朝はガンガン起こされたのに、今朝は尊さんはいっこうに起きてこなかった。
「ねぇ」
「……」
「ねぇってば」
「……んだよ」
「起きてよ。お願い」
「……土日くらい寝かせろ」
「だって、もう10時半だよ」
あたしは、ベッドに半分乗り上がって、尊さんを容赦なくゆさゆさと揺すった。
昨日の朝の仕返しだ!
「るせぇな」
やっと毛布から顔を出して、首だけ振り返った尊さんは、不機嫌そうにあたしを睨んだ。
素早く出された腕が、あたしの腕をぐっとつかむ。
「人のベッドに乗るな。襲うぞ」
「そんなこと言って……襲わないくせに」
「ねぇ」
「……」
「ねぇってば」
「……んだよ」
「起きてよ。お願い」
「……土日くらい寝かせろ」
「だって、もう10時半だよ」
あたしは、ベッドに半分乗り上がって、尊さんを容赦なくゆさゆさと揺すった。
昨日の朝の仕返しだ!
「るせぇな」
やっと毛布から顔を出して、首だけ振り返った尊さんは、不機嫌そうにあたしを睨んだ。
素早く出された腕が、あたしの腕をぐっとつかむ。
「人のベッドに乗るな。襲うぞ」
「そんなこと言って……襲わないくせに」