「じゃあ、出発しようか」 「はい。」 「クス…」 「えっ…?」 笑われた?あたし、何かおかしい? 「そんなに緊張しなくていいよ。いつもの様にいこうよ。 藤井がそんなに緊張したら、俺まで緊張しちゃうから」 「あ、はい。すみません。」 「敬語、使わなくていいよ。今は、先生と生徒じゃないんだからさ」 ドキン! その言葉で、あたしの心は異常反応して まるで、茹で上がったタコみたいに 顔が真っ赤になってしまった。 頬が…熱い!