愛音side なんやかんやで学校にもなれて、″先生″が板についてきた5月のある日。 一人暮らしのはずのあたしの部屋には、人影がふたつ。 ひとつは勿論自分。そしてあたしの向かいには、今年受け持つことになった3Dの生徒、吉田かなたがいた。 ことの起こりは昨日の夜、突然の母親からの帰宅命令だった。 なんとなくおかしいなーとは、思ってたんだけどね?特に気にしないで実家に帰ったんだ。