シェイラとの関係もキレイさっぱり終わらせた。 嫌いになったとか飽きたとかじゃなく正木が大事になっただけで… 案外、シェイラもすんなり身を引いてくれた。 元々、体だけの関係だったんだし恋とか愛とか難しい感情があったワケじゃない。 …―ピアノも前よりも好きになれた。 正木がいつも大げさなぐらい誉めてくれて嬉しそうに聞いていたから… …―幸せだった。 …―本当に。 …―あんな日が来なければ俺の人生は変わっていた。 …―あの雨の日が俺の幸せを全部、奪った。