「さなちゃん、起きて?」
「大和…。朝なの?」
目を開けると 窓から光が差し込んでいるのを見つけた。
「うん…。大丈夫?」
「昨日落ちた時の傷なら何ともなさそうだけど。
固い椅子で寝たせいで寝違えたのが痛いよ」
首が回らないほど痛い。
「行けそうならキャンプ場に戻ろうか?」
「うん」
ゆっくりと起き上がって、教会から 晴天の空の下へと足を踏み出した。
ガチャリと鍵を閉めて、また小さな白い箱へ そっと戻した。
「…心配してるだろうね…」
「そうだね…。早く戻ろう」
崖まで戻ってみると、キャンプ場まで続く、細い道があった。
昨日は暗くて見えなかったんだろう…



