小悪魔男子





「あたしが悪いの。


どんどん大人になっていく大和を目の当たりにして


自分だけが置いていかれるんじゃないかって

そんなことばっかり考えてて…。


それに大和はキスしかしてくれないんだもん…

あたしに飽きたのか 嫌いになったのか

それ以上はあたしとしたくないって思ってるからなんじゃないの…?


そうとしか思えないの。


だからあんな事…」





膝の上で握りしめた泥だらけの手に 大粒の涙が幾つも幾つも流れ落ちて 汚した。







「……バカだね」





溜息と共に聞こえたのはそんな言葉で。



次にどんな事を言われるのか



考える事すらできないほど、怖かった。