小悪魔男子





すとん と腰をベッドに沈ませ、部屋を見渡してみる。



ここは隣の、あたしが寝る部屋と同じ場所にあるのに


荷物が少ない分 なんだか広く感じられた。



天井を見上げたまま、身体も柔らかいシーツに沈ませる。






「さなちゃん?」




突然の大和の声に驚き、勢いよく起き上がった。




「疲れたの?花火、止める?」


あたしの隣に腰をおろして 心配そうに顔を覗き込んでくる。



その言葉に ただ首を横に振った。



「大和。こうして二人っきりになるのって 久しぶりだよね」



きっと彼は突然何を言い出すのかと驚いたことだろう。



「…うん。さなちゃんが頑張ってるんだもん。応援しないと、ね?」



「じゃあ、もっと頑張れるように


キスしてよ…」






………あたし、何言ってるんだろう。