小悪魔男子










日が暮れるまでたっぷりと遊んで、夕飯を作っているであろう長谷家が宿泊するログハウスに向かった。



予想通り、玄関を入った瞬間からカレーの匂いがしてきた。



「さな!もう!どこか行くなら一言言ってからにしなさいよね!」


包丁を持ったまま起こるお母さんは正に鬼婆だった…


「まぁまぁ、ゆいかちゃん落ち着いて」



大和のお母さんも苦笑いしている。



「ゆいかさん、ごめんね。僕が連れてったの」


「大和君……




前みたいに”ゆいちゃん”って呼んでよぉぉぉ!!!」



いや、怒るポイント違くね?



…まぁ?



確かに、あたし達が付き合いだしたとき辺りから、大和の



うちのお母さんに対する言葉づかいが変わってきたのはあたしも驚いたけど。




でも、大和なりのケジメらしいんだ。