小悪魔男子





その両方がキラキラと輝いていて



風までが色をもったように感じられた。






「森からこんな風に繋がってるなんて、なんだか 良いね」



強い風になびく髪を抑えながらそう呟いた時


隣に居る彼が微笑んだのを視界の端に捕らえた。



「一気に景色が変わるからね。
さっき下見に来たときに、早くさなちゃんに見せてあげたいと思ったんだ」



いつの間に来ていたんだろう。




けれど、そんな風に思ってくれたなんて



愛されてるのがすごく良く分かるよ。




それだけじゃ満足できないと



微かに思ったあたしは 一体何を求めているんだろう。






「降りよう。ゆっくり行こうね」




握られている手に一層力を加えられたのを合図に



あたし達は丘を下り始めた。