「久し振り、さなちゃん」
「………」
「?どうしたの?」
「ど…どうしたのはこっちのセリフだよ…!
何でそんなにでっかくなってるの!!!」
たった1ヶ月足らずで!
最後に見た時よりも5センチくらいは身長が大きくなってる!!
「ジャイア●ト馬●にでもなるつもり!?」
その言葉に大和は吹き出してるし!
「…そんなつもりはないんだけど?
4センチ…位かな?なんか、超成長期みたい」
そう言う声も、ちょっとハスキーになって来て…
1年前の可愛い大和から 一気にカッコいい大和へと変わってしまったみたいだった。
「二人ともー!!早く行かないと、日が暮れちゃうわよ!!!」
「早くー!!」
見とれていたあたしに、二人の母親が叫ぶ。
全く…どっちが子どもなんだか。
呆れながら、ワゴンに乗り込んだ。



