小悪魔男子





「え!?嘘っ。

ダイジョー…」





絡まる視線。




一瞬のことだったのに




その瞳に吸い寄せられるように 俺は ----僕は………




唇にキスをしていた。




「ン……ッはっ…」




鳴いて もっと



僕の腕の中で



鳴いて 鳴いて






他の奴になんか渡さない。



『僕』を君に刻みつけてやる。


忘れないで



この唇を



忘れないで




僕と過ごした日々を







酷い男かもしれない




子どもじみた行動かもしれない



だけど





誰かと幸せになる彼女を 祝福するにはまだ



僕の想いが強すぎるから――――――……………