小悪魔男子





これは、 禁忌なんじゃないの?





解っているけど




懐かしく思える感触に 理性が吹っ飛んだ。



「ン……ッはっ…」



息継ぎさえマトモに出来ない位


口付けは激しさを増していく。



時折、頭の中によぎる華耶さんの顔も


すぐに消えるほどキスに夢中だった。


小さな音で校内に流れるBGMが、より一層ムードを高めている気がする。



大和…




どうしてあたしにキスしてくれるの?



ねぇ…



期待しちゃっていいの?





突然訪れた思いがけない展開に疑問を持ちつつも


今目の前にある幸せに身を任せる。



だが。




"只今より、ミス&ミスターコンクールの出場者を紹介致します!!体育館に集合してください。
繰り返します…"



いきなりの大音量に あたし達はハッとして



体を離した。