小悪魔男子






「…でしょッ!!」



「だから何で…が…」


「罰……」



耳元で、何故かガヤガヤと騒がしい。



それに、"罰"って何だろう?



開きにくい目をこじ開けて、ぼやけて見える周りを見た



…が。



「ひいっ!」



そこには、顔を真っ白に塗られ

頬をチークでピンクに染め、真っ赤な口紅を塗った


和樹が立っていた。



「あ!起きた!」


真希が残念そうにしてこちらに近付いてくる。


「だから騒ぐなッて言ったでしょぉ!?」


薫ちゃんはその妖怪(?)に叱責していた。


「俺のせいかよ!」


その声はまさしく和樹のもので、


こちらをチラリと見たかと思うと 顔を両手で押さえて、部屋を飛び出して行ってしまった。


「あれ…何?」


「ん~、一応王子様のつもりみたい」


ベッドの縁に肘をかけながら真希は説明してくれた。


「やぁ~ねぇ、恥ずかしがっちゃって。

あんなんで王子様役なんてこなせるのかしら?」



溜め息混じりで薫ちゃんがメイク道具を仕舞いだした。



「………ってか、みんな何でここにいるワケ?学校は?王子様ってナニ?」



思い付く疑問を全て投げかける。