小悪魔男子





ゴロゴロとベッドの上を転がって、ひんやりとした壁にくっ付く。


2日も休む事をお母さんはどう思ってるんだろう?


大泣きしながら帰ってきた時に、大体の事情は話したけど


自分でもそれが学校を休んで良いという理由にはならないと思う。


ただ、きっと


相手が華耶さんだから


あたしの気持ちを汲んでくれたのだろう。



それにしても…




これから どうしようか?



いつまでも大和と話さないわけにはいかない。



「…お母さんみたいに、寛大にならなくちゃいけないよね…」



相手の浮気も許せるような


大きな器の人間に。



そう考えているうちに、まぶたが下がり…




いつの間にか



深い眠りに落ちていった―――――…………