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「はぁ~……。学校…行きたくないなぁぁ…」
「何言ってるのよ!!さっさと着替えて行きなさい!遅刻するわよ」
次の日の朝。
いつまでも部屋着のままでいるあたしにしびれを切らしたお母さんが鬼のように怒鳴る。
その形相に負け、しぶしぶ着替え下に降りた。
「もう自転車じゃ急いでも間に合わないから送ってあげる♪」
お母さんが車のキーを振りまわしながら近づいて来る。
「…マジ?車で?」
「なぁに?そんなに嬉しいの?
そうよ!感謝しなさぁい♪オホホ…」
…違う。嫌がってるのに…。だってお母さんの運転は…
「ちょッ!!あぶなっ!信号赤だから!!!」
「赤ぁ?んなもん私にとっては”気を付けて渡れ”なのよッ!!
危ないなら向こうが避ければいい!しっかりつかまってなさい!」
「ぎゃぁぁぁぁ~~~~~!!!」
これでよくゴールド免許だと感心しちゃうくらい、ヤバいんだ。



