叩かれた方の頬を抑えながら、俯いている真希。
少しの間をあけてから 吐き捨てるように呟いた。
「相談してたら何か変わった?
相談してたら……先生との関係はうまく言ってたの?
…きっと何にも変わらない。
こうなる事は必然だったと思うもの。覚悟はしてた。
ただ…あたしは本気だった。バレても先生だけは守りたかった。
だけど…見つかった時、なんて言われたと思う?
『ゲームオーバーだ』
だって…。
彼はスリルを求めてただけだったのよ。
ただでさえ生徒と教師と言う関係は危ういのに、その上結婚してるんだもん。
普通じゃ絶対に手を出さないわよね。
それだけあたしに本気でいるんだとばかり思っていたんだから…お気楽だよ。自分に嫌気がさす」
言い終わると、真希は体を震わせて泣き始めた。
今までに泣き顔なんて見たことない。



