劇の練習風景を見た感じでは、さすが英語好きが集まっているだけあって、セリフも歌もそれなりにサマになっていた。 さすがだなあ…。 私には到底できなさそうだ…。 でも、ま、 私のような中途入部の部員なんて、どうせ任されても裏方か何かだろう。 そう思っていたら、入部早々しおり先輩は私にこう言った。 「よかったー。ちょうど子ども役がひとり足りなかったのよ。春日さんが来てくれたから、これで子どもが7人全て揃うわ」 え…? 「あなたは“子ども5”の役をやってね」 は…? 私が役者…?