私たちはみんなが待つ式場の
扉の前に立った。


二人顔を見合わせた、
お互いの気持ちを確かめ合うように。


「緊張するな?」


「そうだね・・・」


義隆が私の顔をじっと見た。


「絢香、綺麗だよ。」


「フフッ。ありがとう。」


「絶対幸せにするから。」


「うん。」


私たちは扉の前でキスをした。



愛を誓う前に・・・






END