急いで支度して、春先輩と家族が待つリビングへ向かった。

ガチャ。

「あら、お・は・よ・う」

「うん。おはよ…?」

お母さんはご機嫌で更に朝からオムライスを出してくる始末。

何故朝から…。と思いつつも口に運ぶ。

「まったくも~!結衣ったらやるわね!こんなイケメンを!」

そんなお母さんに春先輩はキョトンとしている。
お母さんが出したんだろうコーヒーを飲んでいた。
ちなみにお父さんは単身赴任中でいないんです。

「んーおはよ……え!?」


しばらくして降りてきたお姉ちゃんがびっくりしている。

そりゃそうだ。こんなイケメンが朝から居たら、驚くよね。


「んふふ♪結衣のダーリンよダーリン」

「え、これ夢?」

あたしと似た平凡な顔をパシン!と叩いたお姉ちゃん。

失礼だろ!
てかあたしとお姉ちゃんじゃ大差ないから!