さすがに、こんな時間にまでなると、風が肌寒くて、
俺はタクシーをひろわなかったことを早くも少々後悔しながら、
もうとっくに最終便は行ってるだろう、バス停のベンチに腰をおろした。
お酒を飲みすぎたのかもしれない。
さっきの潤平の言葉がぐるぐると頭の中をまわって、
鈍く俺の心を揺さぶり続ける。
『ひなたをさ、俺の友達が見たって言うんだよ』
『は?どこで!?』
俺の代わりのように、ハルが普段の奴らしくない声を上げた。
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