【戦国恋物語】出会いは突然風のように…

「わあっ。だから口付けはなしだって!」


わたしは秀政を抑えようと両手で彼の胸を押したけど、難無く手首を掴まれ外されてしまった。


両手の自由が効かなくなったわたしの首筋に、秀政は余裕ありげな笑みさえ浮かべ口付けた。


「ひゃん」


くすぐったくて上げた声に、秀政は「感じたの」と言いながらくすくす笑ってる。


「か、感じてなんかないもん」