【戦国恋物語】出会いは突然風のように…

「ん……」


息苦しくなって声を漏らすわたしに構わず、信長さまはさらに深く唇を重ねて来る。


加えて、頭を抑えていない方の手を胸元へと伸ばしてきた。


わたしはいやいやと首を振った。


障子の向こうからは、絶え間無く秀政の 不安そうな声がしてくる。


秀政がすぐそこにいるのに……。


信長さまは酷い人だ。


わたしのまだ未発達な乳房を握られた。


「いたい!」


呻くようにそう言うと、信長さまは唇を少し離して

「もっと痛がれ」

と囁いて、乳房を握る手に力を入れた。


「いやっ!!」


わたしは涙を滲ませながら、何とか信長さまの支配から逃れようともがいたけれど力の差があり過ぎる。


逆に板の間に倒されてしまった。


上から覆いかぶさり、さらに唇を重ねようとする信長さま。


ちらりと見たその瞳には、なぜだか切なげな光が揺らめいていた。