【戦国恋物語】出会いは突然風のように…

「そ、そんなことは……。信長さまといると楽しいし、いろんなこと教えてもらえるし」


「なら、俺の側にいろ」


一瞬信長さまはすがるような眼をした。


「信長さま?」


どうしたのかと問い返そうとした時、「殿」という声が障子の向こうからした。


「え?」


秀政?


「おう、秀政か」


「お呼びと伺い、まかり越しました」


「うむ。そこでしばし待て」


「は?」


「今取込み中だ。そこで待て」


わたしは信長さまの顔を凝視していた。


どうして秀政が入ってきちゃいけないの?