【戦国恋物語】出会いは突然風のように…

「……それ、だけ……?」


「深く考えることはない。見たまま、聞いたままを感ずればいい」


頭を撫でられるうち、わたしはまた眠たくなってきた。



「おやすみ。次に目覚めれば、また違った世界が見える筈…」



歌うような尼さまの声に誘われるように、わたしは深い眠りに落ちていった。