とりあえず、玄関にたまっていても仕方がないのでリビングに移動することにした。 「咲夜、遅かったな。なんか、めちゃくちゃチャイムが鳴ってたけど……げっ!!」 急なお客様たちに上牧も相当驚いているようだ。 特にうちの兄たちは予想外だろう。 「上牧くぅ~ん。お久しぶり~。僕のこと覚えてるかなぁ~?」 朝陽兄ちゃん! 笑顔がひきつってるから!! 怖いから!! ――その後、リビングが大変なことになったのは、言うまでもない。