美咲は朝飯を食べて、鷹沫さんに髪の毛を結ってもらってる。

俺は、その姿を見つめていた。
美姫も…あいつにやってもらってるのか?俺は、お前の髪を結ってやることをしなかった。

「では、いってらっしゃいませ。美咲様、隆幸君」

「鷹沫さんは…」

「今日からは君が美咲様のお仕えをするんです」

俺が?鷹沫さんは、雑用ってことか?

俺は仕方なく美咲と教室に向かった。

教室に向かう途中…いた。
美姫がいた。

「美姫さん、ご機嫌よう」

「ご機嫌よう、美咲様」

俺は、美姫に会釈をした。
友紀の奴も美咲に会釈をした。

気まずいよな…

「隆幸君、ありがとう」

「いえ、君のおかげで美咲様に仕えることが出来ましたから」

微笑んで言われた。