家の中に入って河と二人で座ると、美姫だけは玄関で立っていた。

「おい、どうした?」
「…なに、ここ?」

「家じゃん?」

当たり前なこと言いやがって。
どー見たって家だろが。

「…なぁ、隆幸。そこのお嬢さんなんだ?」

「あー、お嬢様」

「は?金持ちの?」

「あったりめーじゃん」

お嬢様=金持ち。