私は杉野苺。
名前の通り、苺が大好きだ。

ある日テレビで・・・
-あなたは誰かに愛されていますか?彼氏というものは・・・-
そういえば私は、去年の夏に告白されて以来、適当に返事をして、適当にするがままだった。
愛されていたのは全て始めのときだけ。
人なんて・・・男なんてずっと愛してくれる人なんているはずがないと思う。
できる人がいたら今すぐ名乗り出てこいっ!
あ゛~!好きな人ほしいっ!
「好きな人ほし-いっ!愛されたいっムニャムニャ・・・」
「は-っ!?何いきなり!!今授業中だよ!」
となりから私の大親友の桜埼桃が私に向って大声で言った。
えぇ-っ!?
もしかして私・・・寝・て・た?
「いやぁぁぁあっ!!」
「「ハハハハハハ・・・わかりやす-っ!!」」
最悪っ-!!
「俺でよければ愛そうか?(ニヤ)」
後ろで幼なじmの本田拓也が言った。
「いっいやだしっ!」
「「ハハハハハ」」
もうっ!!
確か今日の運勢は・・・うわっ!!
うっ・・・ビリだぁぁぁあ!!
授業中に寝るなんて、今日じゃなくてもよかったじゃんっ!!
よりによってこんな運悪い日に・・・
なんてことだ!!私。
ドンマイっ私!!

「いっちご-☆帰ろぉ~」
「うんっ。今日まぢで最悪だったし-」
いつも私は桃に今日一日の出来事、グチを言ってる。
めっちゃスッキリするんだ~☆
快感っ!!ストレス発散しちゃってます♪
「いちご!!下下下!!」
「ふえっ?・・・キャァァァァア!!」
ジロジロ・・・周りの視線ビ-ムにやられてしまった。
私の靴の底には毛虫がグッチョングチョペ-・・・
「気色悪いっ!もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!最悪っっ!」
「まぁまぁ、いつものことじゃん?」
そうなのよ。
そうなんです。
いつもこんな感じでイヤな毎日を過ごしている私、苺なのです。