ずんずん、ずんずん、森の奥深くまで、女の子は歩いていきます。 「おはよう、うさぎさん。」 「おはよう、小鳥さん。」 森の中の住人たちに、女の子は挨拶をします。 森の住人たちは、女の子の挨拶に元気よく答えます。 そして、その住人たちは、そっと女の子の後をつけていくのです。 女の子は、鼻歌まじりで、足取り軽く歩いていきます。