「あっ、それともうひとつ。」





フウカは思い出したようにこう警告した。





「あたしはユウタを信じてるから真実を話す。だからユウタもあたしの計画を成功させるって誓ってほしいの。」





計画を成功させることは、つまり母を殺すということになる。





「僕が殺すのか?」





するとフウカは首を横に振った。





「あたしに決まってるでしょ。ユウタはあたしの言う通りに動いてくれればいいから。」





僕はフウカの鬼気迫る表情に圧倒された。





「ちゃんとやるよ。やるから、とりあえず事件の真相を教えて。」