そんなバカなことを考えながら白玉を口に運んでいると、佐久浪が口を開いた。 「今日は、学校休みなのか?」 あ~、今日は平日だっけか。 「俺、高校行ってないんだ」 その言葉に、佐久浪は少しだけ目を見開き、そうか、と言った。 「あんたは?今日仕事あんだろ?」 「今日は休みなんだ」 ふうん、と俺は返事をして、再び白玉に手をつけた。