『ふーん、そーなんだぁ』
昼休みに購買で愛莉と合流し、昨日の出来事を話した。
(ちなみに誘拐→拉致→監禁(演技指導)→あり得ない告白まで)
『ふっふーん♪
あの柚子がねー、噂の不良先輩をものにするとはねぇ』
「そうじゃないって!! つか噂?」
ブリックパックのストローを噛みながら愛莉が聞く。
『だってさぁ、怖い不良といえど人気あるみたいだよ?』
・・・たしかに。
(中身を覗けば)美形の部類にはいるかもしれないし。
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