「ミツキ様に会うことができて良かった。最近よくそう思うんです」

タロちゃん・・・もう。


「これからの人生、ミツキ様が傍にいてくださったら、どんなにいいだろうと…」

「タロちゃん?」





「あぁ、もう降りなくては」

私が視線を外に向けると、地面まであと少しの所まで来ていた。

私は慌てて、タロちゃんから離れ、向かい側の席に座った。