普通に友達をつくって笑い合う 普通に恋をして彼氏について悩む そうやって、十代を過ごす 恋愛ドラマにあるようにヒロインにはヒーローがいて 悪役からいつ何時でも守ってくれる ――かなえは違う。 そんなのは甘い幻想だった。 どんな時でも 自分を守れるのは自分しかいない 前に進むのも、墜ちるのも自分次第 転んだ人がいたら、その人の頭を踏んでまで先へ進む それが「社会」というもの。 .