「いいのよ。雅子。
言わなかった私も
悪いんだよ。」

「佳世。何があっても
私にいうんだよ。」と

力強い味方が増えた気がした。

そして体育館に行くと
絵梨さんがいた。

「今日から新しい先生です。
木下絵梨先生で英語を担当して
もらいます。」

「木下絵梨です。

ここにいる鈴木先生と
婚約しています。

少しの間ですが
宜しくお願いします。」

と挨拶をした。

「あの人が・・・」

「うん・・・」

「先生も大変だ・・。」

と雅子の言葉が
今の私の気持ちでもある。