夏休みが終わり
今日から2学期。

雅子には何も言っていない。
学校に行くと
雅子が傍にやってきた。

「佳世。
鈴木先生の妹さんに聞いた。

先生と別れたって。
佳世の事は私が守る。
蘭さんに頼まれたの。」

「どうして?」

「先生が別れた時に
佳世の友達の名前を
教えていたの。

そしてこの前蘭さんに会って、
佳世の事聞いた。

辛かったね。
ごめんね
全く知らなくって。」

雅子が私に抱いて
泣いていた。