私は家にいた。

卒業してから先生は
新学期の準備に
追われていた。

先生の帰りを待っていた。

そう。私と先生は一緒に
暮らしています。

先生は卒業式の翌日

私をこの家に連れてきて

「一緒に住もう。」

と言ってくれた。

同じマンションに
巧のお母さんが住んで
いるので安心だと
私の母は喜んでくれた。

そして今まで住んでいた家は、
蘭さんが幸雄さんと、
住む事になったのです。