年も明けて巧は
新学期の準備で
忙しく私はある場所に
きていた。

そう正典のお墓に来た。

花を添えて手を合わせて
正典に報告しにきた。

【正典。久しぶり。

本当にきてなかったね。

私は先生であった巧と
結婚する事を報告しにきました。

やっぱりきちんと
あなたに話したいと思ったの。

あなたを忘れる事は
一生ないかも知れない。

けど巧と一緒に
幸せになりたいと思えた。

それはあなたを
忘れるのではなく、
過去の思い出として
生きていけるようになった。

色々とあるかも知れないけど
見守っていて。】