私が大水さんに送信したメールを見て、落ち込んだ。

すべて『愚痴』っぽい、ここ数日のメールの内容・・・。

勉強は、嫌いじゃないけど・・・テストは、別!!

自分がどれだけ理解してるかを数字で評価されるのだから・・・。

それをママに見せないといけないから、頭が痛い。

きっと、ママの事だから~少しでも点数が悪ければ、大水さんのせいに、するだろうな~。


よし!!ココは、良い点を取らなくっちゃ!!


「あ~ら!凛、休み時間返上で、お勉強デスカ!!」

美和子が私の机に頬づえを付いて、教科書に向かう私を眺めた。

「もう~邪魔!!」

私は、教科書を持ち上げて後ろの席に向きを変えた。


遊んでる時間なんて、今の私には、ナイんだから~~!!

私達が付き合う事を、賛成してないママに『大水さんとは、別れなさい!!』なんて言われない為にも・・・。