待ち遠しかった。

土曜日が来るまで、学校の授業なんてどうでも良いぐらいに―――。

ただ私の毎日で変わった事は、携帯を手放さなくなった事。

1日1回は、大水さんにメールしてた。

たわいの無い事なんだけど・・。

それに対して必ず返信が届いて『二人は、つながってる』そんな気がしてた。



「お~お~。また、メールですか?!」

「ねぇねぇ~見てみて!!大水さんのメール!」

「ほほ~。」

美和子が、私の差し出した携帯画面を見た。

「『よかったね』なんじゃ?コレ??」

「ん?大水さんからのメールだヨン!なんか、シンプルだけど良いよね~」

「こりゃ~完全に駄目だわッ・・・」

すべての事にハートマークが付きそうな私の声に美和子は、あきれて私の携帯を突き返した。


早く土曜日来ないかな~。