「あれ?」 あたしのベッドの上には きちんと畳まれて アイロンまでかけてある 真っ白な制服。 美月とおそろでつけた 色の違うボタンが ついているところを 見ると、これは 絶対あたしの制服だ。 でもゴミ箱に あったんだよね。 にしてはすごい きれいだけど。 誰かがやってくれたとか? いやそれわないよね。 クリーニング屋さんに 頼んでくれたとか? …でも一体誰が? 頭の中で考えを 膨らませていると コンコン、と 静かに部屋が ノックされた。