キャラメル味の生活


「〇〇市から来ました。
美空小夏です。

わからないことも
多いですが
よろしくお願いします!」


勢いよく頭を下げてから
パッと笑顔を向けた。



パチパチパチパチ…



良かった。

失敗はしなかったみたい。



「じゃあ美空の席はー…
晴の横空いてるな!」

「はーい。晴の横ー。
…晴の横ー!?」

「どうした?
デカい声出して」

「あ、いえなんにもー」



みんなの視線が
痛かったので

とりあえず席に着いた。