キャラメル味の生活


「じゃあ晴。
ちゃんと
連れてってやれよ?」

「小夏ッち、後で
遊びに行くねい★」



風さんと海くんは
校舎が違うので
別れていった。



晴くんと2人に
されるのッて
不安なんだけど…。


ちらりと横を盗み見ると
ちょうど目があった。


「んだよ」

「べ!べつにッ」

「ふーん…
さっさといくぞ」



晴くんはそう言い残して
ホントにさっさと
歩いて行ってしまった。



「あ、待ってえ」


あたしには
ついて行くだけで
必死だった。