キャラメル味の生活


「兄貴が帰ってきても
小夏はオレだけを
見てろよな」



そう言って
優しくキスされた。





「も、もおーッ!
こんなことしなくても
あたしは大丈夫だよ!」



赤くなった顔を
見られたくなくて、


晴の手を強引にとって
走り出した。



「…オレだって
結構必死なんだよ」

「えッ?なんか言った?」

「なんも!早く行くぞッ!」

「あ!ちょっとーッ!」





何よーッ!

急いだり止まったりー!