キャラメル味の生活




「もう…
ぜってえ離さねえ」

「うん…離さないで」





そしてどちらともなく
目を閉じて



唇を重ね合った。



お互いの存在を
確かめ合うように
何度も、何度も…。





「でも、何でずっと
口も聞いて
くれなかったの?」

「そりゃあ…

せっかく大人に
なろうと決意したのに

お前と一緒にいたら
決意が揺らぐだろ」



………



「な、なんだよ?
ボケッとして」

「ぷっ…
いやっ…
晴、意外と真面目だな
ッて」