「はあ…」 季節はもう11月。 窓から冷たい風が あたしに吹きつける。 「…さむっ」 最近は渚と 例の隣のクラスの 男の子がうまくいって あたしはすっかり 邪魔者。 渚はたまに あたしを誘って くれるんだけど あたしはいっつも それを断る。 "せっかく 付き合えたんだから 2人の時間を 大切にしなよ。 あたしなんか いつでもフリーだから" って。 渚には幸せな思い出 たくさん作って ほしいから…。